宝尽くしの文様。
知らぬものはない、日本の古典柄のなかでの、いわば絶対王者的存在なのではないでしょうか。
そんな宝尽くしの文様を摺箔という弊店好みの技法で染めていただいた染帯に、蝋吹雪の小紋を合わせたコーディネートをお届けいたします。
こちらのお着物、小紋と表記しましたが色無地に映りませんか。
極く小さな蝋(ロウ)を反物全面に施していて、近接でご覧いただくとまるで吹雪のようなので、柄の名は蝋吹雪と申します。
この細かさを反物全面に蝋で飛ばすなんて、その根気やセンスに職人仕事の醍醐味を感じますね。
モダンにセンス良く染め上げて下さったのは、若手の作家、大村幸太郎氏の作品です。
色無地としてもしくは小紋として、ご着用のシーンに応じて帯を選びお楽しみいただけるこのお着物に、この度は宝尽くしの染帯を合わせました。
宝尽くしの柄を拝見するだけで、寿ぎのメッセージが伝わりますね。
摺箔の抑えめなマットな輝きがとても素敵な染名古屋です。
訪問着や付下に袋帯ではなく染帯を合わせお出かけいただく。
私共では以前より格高く重厚な名古屋帯のご提案を多く続けておりますが、この染帯も同じく、ですね。
袋帯ではなく染帯をチョイスする。そのセンスが光る礼装着、盛装着となることでしょう。
帯揚げは、白地に金の天神唐草、
帯締めは、パステルトーンの綾竹木の葉で、年明けの清々しさを。
■ 着物:小紋(蝋吹雪/蒸栗色) 大村幸太郎
●品切れ
■ 帯: 染名古屋帯(宝尽くし・摺箔/塩瀬)
本体価格 200,000円(税込 220,000円)
※芯・仕立て含まず
■ 帯締め: 綾竹大和木ノ葉通し(淡紅藤色×瓶覗色)
本体価格 38,000円(税込 41,800円)
■ 帯揚げ:天神唐草(白金刺繍/白地・縮緬)
●品切れ