着物・姫路えり新ブログ
ブログ
こちらで、弊店の日々のあれこれ、 お知らせ等々、いろいろと書き綴って参ります。
こちらで、弊店の日々のあれこれ、 お知らせ等々、いろいろと書き綴って参ります。
染名古屋帯(網干や葦の水辺の風景/藍墨茶・紗紬)[夏・単衣向]

網干文様の夏・単衣向けの染帯

松や霞を背景に涼やかに銀が煌めく網干を主柄に、葦の浜辺の風景を描いた夏・単衣向けの染帯です。

 

 

帯の地色は黒ではなく
藍みを加え心持ち黒さに柔らかさを足したような藍墨茶。

 

網干の柄の染帯も素敵かなと思っていたところ、染め屋さんで黒地の帯を拝見。

 

帯の地色を黒ではなく
藍みを加え心持ち黒さに柔らかさを足したような藍墨茶に変更し、
刺繍の色(特に冴えた水色にこだわりました)も弊店好みに変え、
新しく誂えていただきました。

 

染名古屋帯(網干や葦の水辺の風景/藍墨茶・紗紬)[夏・単衣向]

 

 

さて、「網干文(あぼしもん)」

 

馴染みのない方多いかもしれません。

 

魚を捕る投網を乾かすために棒に丸く拡げるように干した様子をいい、江戸時代の小袖などで拝見いたします。

 

デザインとしても素敵ですが
網は大漁を意味し、
また、転じて敵を一網打尽にするという武運を願う、縁起柄なのです。

 

縁起担ぎは今も昔も同じ
幸せを願う人の心は変わらないものですね。

 

 

涼しげであり凛とした網干は
その周りにたっぷりと描いた松や霞をしたがえて格調高く
一方、水葵はそよと愛らしく
釣り竿を添えた魚籠(びく)は素朴なのです。

 

白の糊揚げで描いた水辺に拡がる夏景色は
着姿を優雅に 趣深い姿へと引き上げてくれることでしょう。

 

 

小格子柄の紗紬の帯生地は柔らかい風合いです。
垂れものの付下や色無地から紬まで、幅広い着物に合わせお楽しみ下さい。

 

 

 

この度の染帯は、
弊店オンラインショップに掲載いたしました。
是非覗いてみてくださいませ。

 

☆オンラインショップ
染名古屋帯(網干や葦の水辺の風景/藍墨茶・紗紬)[夏・単衣向]

旬のお勧めコーディネート「白縞が映える明石縮をワントーンで」

旬のお勧めコーディネート「白縞が映える明石縮をワントーンで」掲載のお知らせ。(美しいキモノ2025年夏号 掲載商品)

5月20日発売の「美しいキモノ2025年夏号」の108ページに明石縮をご紹介いただきました。

 

「美しいキモノ」2025年夏号108ページ掲載明石縮

「美しいキモノ」2025年夏号p.108掲載 明石縮。

 

白縞が冴える爽やかなモノトーンの明石縮
誌面では染帯を合わせた茶目っ気ある組み合わせでのご紹介ですので、弊店ではモノトーン、カッコいい系でまとめてみました。

 

旬のお勧めコーディネート「白縞が映える明石縮をワントーンで」

 

明石縮は、グレイ濃淡と白、三色の太めの縞がマニッシュライク。
ですが、白縞の冴えがとても綺麗なので地味にならない華やかグレイ、そして白縞の中の四つ絣の経長絣が柔らかさを添えています。

 

モノトーンだからこそ
明石縮のモアレ地紋の美しさも引き立ちますよね。

 

 

光沢がある白の八寸帯で更に白を際立たせて

 

左右に揺れるような組文様は若葉のよう
無地ながら立体感があり、織の組織をデザインとしてお楽しみいただけますね。

 

 

この明石縮にベストマッチでは、と思える帯締めは、白に黒の組みの文様がお洒落な綾竹特甲レース組。

 

帯揚げには心持ち青さを加えて爽やかに

 

モノトーンのコーディネート
カッコいい系にまとめてみました。

 

 

梅雨も始まりましたね。
どうぞ皆様ご自愛いただき、長雨にも健やかにお過ごしくださいませ。

 

 

この度のコーディネートは、
弊店オフィシャルサイトに掲載いたしました。
是非覗いてみてくださいませ。

 

☆オフィシャルサイト
『旬のお勧めコーディネート』

白縞が映える明石縮をワントーンで

 

☆それぞれ、オンラインショップにも掲載しました。

旬のお勧めコーディネート「紫陽花色の小千谷縮で蛍狩りに」

旬のお勧めコーディネート「紫陽花色の小千谷縮で蛍狩りに」掲載のお知らせ。

蒸し暑い週末になりました。

 

こうムシムシしてまいりますと、
さらさらっとした麻を纏いたくなりませんか。

 

 

紅藤色から少しずつ青が混ざり合い、
やがて青藤色へと色が遷ろう経暈しの小千谷縮に、
愛らしい蛍の八寸帯を合わせてみました。

 

旬のお勧めコーディネート「紫陽花色の小千谷縮で蛍狩りに」

 

 

小千谷縮は、まるで紫陽花のような色の変化が素敵です。

 

スポーティな印象の小千谷縮が多い中、ライラック系統のフェミニンな小千谷縮は珍しいかもしれませんね。

 

 

帯は毎年ご好評のpetit可愛い八寸帯シリーズ
今年は蛍の帯が届きました。

 

しゅっと伸びた青い葉にちょこんと留まる蛍はなんとも愛らしく、
黄蘗色のおしりもとてもキュート。
プラム色のあたまが小千谷縮の紅藤色とリンクして、ひときわ明るく輝くようです。

 

 

小振りの竹籠バッグを持って
お足元は下駄履きで軽快に

 

夕暮れ時にもほんわりと映える一揃えです。

 

 

蛍狩りに

 

いえ、お出かけせずとも帯で蛍を愛でてくださいませ♪

 

 

 

この度のコーディネートは、
弊店オフィシャルサイトに掲載いたしました。
是非覗いてみてくださいませ。

 

☆オフィシャルサイト

『旬のお勧めコーディネート』

紫陽花色の小千谷縮で蛍狩りに

 

 

☆それぞれ、オンラインショップにも掲載しました。