着物・姫路えり新ブログ
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こちらで、弊店の日々のあれこれ、 お知らせ等々、いろいろと書き綴って参ります。
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士乎路紬(しおじつむぎ)糸の選別

手織り真綿紬「士乎路紬(しおじ紬)」

今回の『旬のお勧めコーディネイト』では、
弊店が柄出しをいたしました別誂えの士乎路紬と、綾織りが美しい向井淑子さんの九寸織り名古屋帯をコーディネートし、ご紹介しました。

 

 

士乎路紬(霞段)にスタイリッシュな名古屋帯

 

 

お互いが共に丁寧に作られたお品どおし、真綿の温もりに綾織りの端正な表情も良く合います。
士乎路紬の霞段は、よりフォーカスされモダンな表情に、そして、向井さんの帯は、優しく柔らかな表情を魅せてくれました。

 
また、
『工房探訪』では、
2015年の1月に、士乎路紬が士乎路紬たるキモである「糸作り」を拝見したく、能登にお伺いした時の様子をご紹介しました。

 

 

士乎路紬(しおじつむぎ)

 

 

糸作りから丁寧に作られている現場に感動です。

 

 

先日19日に発売されました家庭画報特選「きものsalon」 2017年秋冬号 士乎路紬の特集の129ページ に、小さい写真ですが弊店の"すずめ"が出ておりますので、よろしければ…。

 

(店長)

セキュア(クラウド鍵マーク)

3Dセキュアによるクレジットカード決済にも対応いたしました。

いつも弊店をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

先月の弊オフィシャルサイトの常時SSL化(全ページで暗号化通信)に続き、ショッピングサイトのカートでのクレジットカード決済が3Dセキュアによる認証にも対応いたしました。

(3Dセキュア認証画面は、お客様がカードに利用設定されている場合に表示されます。)

 

よりセキュリティを高めたサイトでのお買い物をお楽しみください。

 

(店長)

 

 

17日(木)より、通常営業です。

夏期休業を頂戴しご不便をお掛けしておりましたが、17日(木)より実店舗・サイト共、通常通りの営業です♪

 

休業中にいただきましたお問い合わせやご注文につきましては、順次ご連絡&発送させていただいております。

 

サイトも順次、秋仕様に更新して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

(店長)

残暑お見舞い申し上げます。

残暑お見舞い申し上げます。

暑さ厳しき折、皆様お体ご自愛ください。

定休日を含む、8月8日(火)~16日(水)まで、お休みを頂戴しておりますが、よろしくお願い申し上げます。

 

残暑お見舞い申し上げます。

(店長&すずめ)

 

 

えり新オリジナル染名古屋帯(寒中椿に雀/安藤広重)

えり新のこと。

いつもお読み頂き有り難うございます、すずめでございます。

 

猛暑が続きますが、ご体調など崩してらっしゃいませんでしょうか。
どうぞ皆様、お健やかにお過ごしになってくださいませ。

 

しかし、3年後のオリンピック。
この時期で大丈夫なのだろうかと心配でございますね。

 

こう暑いと、つい麻にばかり手が伸びてしまうのですが、そればかりが続くと、気温に関わらず違う素材が着たくなり、帽子と虫取り網が描かれた紗紬小紋を着ています。

 

 

紗紬小紋に麦わら帽子刺繍名古屋帯

 

これを着ていると子供時代の夏休みを思い出します。

(私が採っていたのは虫ではなく魚でしたけど…。)

 

そして、この小紋へのマイフェイバリット帯がこちら。
お腹が虫取り網&お太鼓がお帽子の、小紋とお揃いモチーフなのです♪

 

 

 紗紬小紋に刺繍名古屋帯(麦わら帽子と虫取り網)
 紗紬小紋に麦わら帽子刺繍名古屋帯

着物は、ゆうに20年選手ですが、蝉の声が賑やかになる夏休みには手を通したくなる一枚です。

 

 

さて、ここからが本題なのですが…

 

毎日ほぼ仕事オンリーの日常ですので、ご紹介出来るような楽しい記事やお出かけもないなあ、と
ブログには余り登場しない私ですが、あるお得意様から、何を考えてお店をやってるのか伝わるからブログっていいよ、とアドバイスをいただきました。

 

私共のような小さい家業店だからこそ、初めての方でもご安心して訪ねていただけますように、お店について情報発信する必要があるのですよね。

 

なので、この度は、初めてのお客様からお尋ね頂くご質問、

「えり新さんは何が得意なのですか。」

について、ざっくり書かせていただこうと思います。

 

これは、つまり初めて入るレストランで「何がお勧めですか」と聞く感覚に近いのかなあと。
失敗のない、上手なお買物をしたいと思うお気持ちは皆同じでございますよね。

 

弊店は何が得意なのか。

 

こうお尋ねいただくといつも返事に困ってしまいますが、
何かが得意ということではなくて、基本は地域の呉服店として、困ったことがあったら何でもお答え出来る存在で在りたいなと願っています。

 

お店には、店毎の好みやカラーがございますので、弊店セレクトがお客様のお好みや嗜好に合えば、が前提ではございますが、えり新さんに行くと何とかなるよ、と思っていただけたなら最高だなと。

 

それでも、その上で得意なものは?と問われれば、”お誂え(作品作り)”かもしれません。

 

えり新オリジナル染名古屋帯(寒中椿に雀/安藤広重)

えり新オリジナル染名古屋帯(寒中椿に雀/安藤広重)

 

 

私共のお品は、全て自社買取した品や誂えた品ばかりで、いわゆる委託品はないのです。
その意味では、いつでも作品をご覧頂けること自体も大きな特徴の一つかもしれませんが、自分で作品を作るお誂え、この物作りは一朝一夕には培われるものではなく、経験やデザイン力、そして親しくお付き合いさせていただける職人さんあってのこと。

 

オーダーいただくお客様がいて、形にして届けて下さる職人さんがいて初めて成り立つことですので、お得意様や職人さんにはいつも本当に感謝の気持ちで一杯なのです。

 

仕入れも誂えも、お客様の好みが多様化した昨今は年々難しくなってきて、すぐにお客様の元にお納めさせていただけることもあれば、弊店の棚の中で出会いを待つお品もあり、、となかなか難しい現状ですが、自分で創り、試し、買ってみるというスタンスは変えずに頑張りたいなと思っています。

 

えり新の誂えだけでなく、違ったセンスの作品もご紹介させて頂きたい、ご覧頂きたい!
そんな機会が折々に開催させていただく展示会や個展でございます♪

どうぞお気軽に見にいらしてくださいませ。

 

姫路の小さな店舗ですが、
皆様のお役に立てるよう、日々頑張って営業しております。

 

(すずめ)