名古屋帯(織り)

夏の盛りが過ぎ、少しずつ空気が冷え、草木に白く輝く露が宿る。
それは美しい宝石が散りばめられたようだ。
丸く透明な光の露は、いつつくられるのだろうか。
夜から少し寒くなる朝に そっと その姿を見せてくれるのだろうか。
少し儚くも感じる、その美しさを表現した作品です。
宮崎涼子氏の言葉です。
宮崎さんは大学在学中、マレーシアボルネオ島のイバン族の村で生活し、イバン族祭事用の布「Pua Kumbu」を修得。
その後も東南アジアを中心に布を研究し、創作に活かしてらっしゃる作家です。
自然を敬い共に活きる。
そんなアジアの懐の深さを感じますね。
糸味抜群の柔らかい紬地に、LiDi織と絣を併用した素敵な織名古屋帯です。
京都市立芸術大学 卒業
同大学院 修士課程 卒業
本体価格 280,000円(税込 302,400円)