着物・姫路えり新ブログ
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こちらで、弊店の日々のあれこれ、 お知らせ等々、いろいろと書き綴って参ります。
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美しいキモノ 2022年冬号

「美しいキモノ 2022年冬号」に、弊店のスノーマンの染帯とインドネシア古渡更紗柄の染帯が掲載されました。

「美しいキモノ 2022年冬号」  p.94 に 弊店の森健持作「スノーマン」の染名古屋帯、 p.90 に 染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)が掲載されました。

どうぞ書店でお手に取ってご覧ください。

 

美しいキモノ 2022年冬号

美しいキモノ 2022年冬号

 

美しいキモノ 2022年冬号(表紙:郷ひろみ ver.)

美しいキモノ 2022年冬号(表紙:郷ひろみ ver.)

 

美しいキモノ 2022年冬号掲載「森健持 染名古屋帯(スノーマン・辻ケ花/紬地)」

p.94 掲載 森健持作 染名古屋帯(スノーマン)

 

美しいキモノ 2022年冬号掲載「染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)」

p.90 掲載 染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)

 

 

 

◎ 森健持 染名古屋帯(スノーマン・辻ケ花/紬地)は、

 

森健持作 辻ヶ花染め名古屋帯(スノーマン/雪だるま)

 

オフィシャルサイトで下井紬とコーディネートして掲載しております。

『旬のお勧めコーディネート』

冬を愉しむ 森健持作「スノーマン」の染帯に下井紬を

 

オンラインショップにも掲載しております。

森健持 染名古屋帯(スノーマン・辻ケ花/紬地)

※お陰様でご売約となりました。お誂えご相談ください。

 

 

◎ 染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)は、

 

染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地) 野口

 

オンラインショップに掲載しております。

染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)

 

 

どうぞご高覧下さいませ。

ペルシャ唐花更紗小紋に洛風林のマグノリアの帯

小紋と帯のコーディネートのご紹介が続きます♪

小紋と帯のコーディネートのご紹介が続きます♪

 

丁子色地に縹色と白の冴えが効いた飛び柄小紋に、洛風林の「マグノリアの花」を合わせています。

 

ペルシャ唐花更紗小紋に洛風林のマグノリアの帯

 

洛風林さんのマグノリアの花の新色はとてもスタイリッシュ。
青味を含んだような橡色にウォームベージュ、
ホワイトグレイが煌めいて、厳かな印象ですね。

 

洛風林 九寸織名古屋帯(マグノリアの花/黒橡色)

 

ふくれ織り独特のギャザーを寄せたような生地風合いがよく表現されているマグノリア、ドラマチックなのです。

 

そんなドラマチックな帯には、縹色と白の冴えが効いたペルシャ唐花更紗文の小紋を。

 

小紋(ペルシャ唐花更紗文/丁子色)

 

濃すぎず薄すぎずの絶妙なバランスで染め上がった丁子色の地色に、
ペルシャらしい縹色、白の冴えがとても素敵で、ちょっぴりエキゾチックで印象的な小紋なのです。

 

晴れやかなお席にも是非♪

 

 

弊店オフィシャルサイト『旬のお勧めコーディネート』でご紹介しています。
よろしければ覗いてみてください。

 

ペルシャ唐花更紗小紋に洛風林のマグノリアの帯

 

着姿(姫路・呉服えり新)

スノーマンと兎の染帯

御無沙汰しております。

 

今年の立冬は11月7日でしたね。
立冬は、冬が始まる区切りの一日。

 

当日、拙宅の庭では、山茶花は未だ蕾も固く、柚子の実も未だ青いままではございますが、ホトトギスは勢いよく咲き、石蕗も少しずつ開花を始めていました。

 

私は、11月に入り、ようやくこの秋冬初めての袷着を着用。
最近はほぼお仕事のみの毎日ゆえ、通勤だけなら単衣着+はおりもの、で快適なのです。

 

 

着姿(姫路・呉服えり新)

 

着物は、この季節になると袖を通したくなる、実を付けた蔦を素描きした紬地の小紋に、八寸の名古屋帯(洛風林)、
帯締めは御嶽組(龍工房)、帯揚げは、弊店オリジナルの二色暈かしの縮緬(販売終了)。

 

こちらの小紋、かなーり前に誂えた小紋ですから、なんと八掛は明るい朱色(苦笑)、
今だったらまず選ばない、そんな色ですよね。。

 

着物は、八掛の色を替えると印象ががらりと変わります。

 

派手な八掛の着物は、順番に八掛を取替えているのですが、この着物は未だそのまま。

いっそ、このままバロメーター替わりに残しておこうかとも思うこの頃です。

 

 

さて、11月も中旬になりますと、街にはクリスマスソングが流れ出し、年末年始の楽しいイベントと共に、明くる年が頭によぎります。

 

着物のおでかけも増えますね。

和装に於いて、大きな楽しみの一つがその季節限定の柄。

 

別にこだわらなくてもよいのです。

よいのですが、

この季節はこれ♪、と自分で決めてしまって心待ちにする、その楽しみは格別ですよね。

 

弊店では、季節を楽しむ作品をご案内しておりまして、
今年の冬は、とっても可愛いスノーマン(雪だるまさん)の染帯と、
兎の帯を別誂えし、ご紹介いたしました。

 

お陰様で、両品とも、素敵なお客様宅へ旅立つ事が決まりましたが、多くの皆様にご覧いただきたく、ご紹介させていただきます。

 

絵本の挿絵のような「スノーマン」。
森健持作、辻ケ花染めによる染名古屋帯です。
雪だるまではなく、スノーマンと呼びたくなる大人可愛さ。

 

森健持作 辻ヶ花染め名古屋帯(スノーマン/雪だるま)

 

絞りだからこその滲みやふんわりとしたタッチが、まるで今、自身が雪景色の中に居るような、そんな気持にさせてくれますよね。

 

カチンの丁寧な筆致と絞りのふんわり感がマッチした、ウィンターシーズンを楽しむ染帯です。

 

 

そして、もう1点の刺繍の名古屋帯は波に跳ねる兎さん。

 

刺繍九寸名古屋帯(波に跳ねる兎/墨黒色)

 

干支に関係無く、兎は人気モチーフですが、来年の干支は「卯」。

 

以前もこの兎さんを頂戴した事がございまして、
制作元に、「あの兎、出来ますか?」とお尋ねしたところ、ご快諾いただき、昔の図案を引っ張り出し、兎の体躯のお色などご相談を重ね、誂えていただいた帯なのです。

 

来年は葵卯(みずのとう)。
新たな発展や成長がみられる年だそうです。

 

波の上を跳ねる兎さんのように、フットワーク軽く、明るく過ごしてまいりたいですね。

旬のお勧めコーディネート「小葵七宝文の色無地に黒地の菊華菱紋の袋帯」

小葵七宝文の色無地に黒地の菊華菱文の袋帯を合わせ『 旬のお勧めコーディネート』に掲載いたしました 。

秋も深まりましたね♪
最近の七五三は、ご家庭のスケジュールに合わせたお詣りが多くなり、10月から12月にかけての週末には、お詣りに向かう可愛いお子様、晴れ着を纏ったお母様のお姿を拝見いたします。
お健やかなご成長、誠にお目出度うございます。

 

姫路市内も人で賑わい、朝の出勤時にはお城へと向かう観光の方を大勢拝見するようになりました。
以前の光景が戻ってきたようで、嬉しくなる私達です。

 

さて、姫路市内では、姫路城ナイトイベント「シロノヒカリ 千の願い、月への想い」が11月6日まで開催中です。
ピカピカ光る構造物がお城の中腹に見えるので、何だろうと思っていたのですが、プロジェクションマッピングの機械なのですね。まるで灯台のようなのです…。

姫路城ナイトイベント

 

そして、11月2日からは姫路菓子まつりも開催です。
城下町だけあって、工芸菓子も素晴らしいですよ。

姫路菓子まつり

 

弊店の店舗は、姫路駅からお城へ向かう途中にございます。
観光がてら、店頭にもお立ち寄りいただけますと幸いです。

 

 

さて、今回の旬のお勧めコーディネートでは、
弊店定番、「小葵七宝文の色無地」に、こちらも弊店定番のロングセラー「袋帯(菊華菱文)」の黒地タイプを合わせ、ご紹介いたしました。
小葵七宝文は可愛くてエレガント。
シンプルなスーツやワンピースのようにお召しになってくださいませ。

 

オフィシャルサイトでご紹介しています。
どうぞご高覧下さいませ。

 

『旬のお勧めコーディネート』
小葵七宝文の色無地に黒地の菊華菱文の袋帯

旬のお勧めコーディネート「網代柄の士乎路紬に鹿の赤城生紬八寸帯を」

網代柄の士乎路紬に赤城生紬刺繍八寸帯を合わせ『 旬のお勧めコーディネート』に掲載いたしました 。

前回の『旬のお勧めコーディネート』では、地機の本場結城紬をご紹介いたしました。
翁茶色の優しいベージュ色は帯合わせも自由自在なので、懐の広い至福の一枚となることでしょう。

 

しかし、無地トーンの本場結城紬とは実に贅沢な織物でございますね。
絣柄が入っていないので、地機なのか高機なのか、一見見分けが付きません。
そもそも、一般的には、これがユネスコの世界文化遺産である本場結城紬なのかどうかすら、分からないとも思うのですが、それでよいですよね。
むしろ、気を遣わせず気楽に着られるわ、と仰る顧客様もいらっしゃいます。

 

着ている本人のみが知っている、地機の本場結城紬のこの軽さや着付けのし易さ。
ふわりと身に添って着付けやすく疲れない、極上の着心地は格別ですもの。

 

結城紬と同じく、真綿紬でお勧めなのは「士乎路紬(しおじつむぎ)」という紬です。
沢山の作家さんや産地を拝見してきて思うのは「織りは人柄を現す」こと。

 

この士乎路紬の織り手の方々も皆誠実なので、その気持ちが織りや糸に反映されているように感じるのです。

 

誰が作ったかが分かること、そして信じられること。
コレ、着物や帯にも大切だと思われませんか?

 

素朴に真面目に織り上げられた、経、緯共に真綿糸である士乎路紬。

 

今回の『旬のお勧めコーディネート』では、マニッシュな網代柄の士乎路紬に、赤城生紬の八寸帯を合わせご紹介しています。

 

網代のこの士乎路紬、画面では触っていただけないのが残念。
とても細い糸で紡いでいるのです。
きっと、本場結城紬と同じような着心地が得られる、そう確信出来る紬です。
柿渋で染めた赤城生紬地の帯も、柄の可愛さはもちろんですが、帯地そのものも素敵です。

 

オフィシャルサイトでご紹介しています。
どうぞご高覧下さいませ。

 

『旬のお勧めコーディネート』
網代柄の士乎路紬に鹿の赤城生紬八寸帯を

 

 

落ち着いた色合いのコーディネートが、地味ではなく「渋くて素敵」と成る為には、やはり布そのものの持つ華が問われるように思います。あとは小物遣いでしょうか。
帯締めや帯揚げ、大切でございますよね。