着物・姫路えり新ブログ
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こちらで、弊店の日々のあれこれ、 お知らせ等々、いろいろと書き綴って参ります。
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呉服えり新・姫路「趣味のきもの えり新」

12月4日(日)は、店舗を臨時休業させていただきます。

いつも弊店をご利用いただきましてありがとうございます。

 

勝手ながら、12月4日(日)は、店舗を臨時休業させていただきます。

12月4日(日)のご注文やお問い合わせにつきましては、翌日5日(月)のご連絡となります。

ご不便をお掛けいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

旬のお勧めコーディネート「ドラマチックに 洛風林名古屋帯(貝花文)と士乎路紬(しおじつむぎ)」

真綿紬の温もりが恋しい季節 民藝縞格子の士乎路紬に洛風林の貝花文の組み合わせ

来年の手帳、お求めになりましたか?

 

クリスマスシーズンの華やぎも楽しみですが、12月を飛び越えて、来年も視界に入ってまいりました。

2月までぐらいは、一層寒さも厳しくなりますね。

 

そんな、みかんやこたつの活躍する時節に、特に袖を通したくなるのが真綿紬。
紬らしいその肌心地は、屑繭から自家用にと紡がれていた紬の歴史を現すようで、人の手の愛情も感じるように思うのです。

 

真綿紬の一等星は、本場結城紬。
そして、士乎路紬もお勧めです。

 

古くは能登半島が別名志乎路と呼ばれていたことから命名された、この士乎路紬(しおじつむぎ)。
着心地が良く&しわにもなりにくい、弊店お勧めの真綿紬です。

 

今回、オンラインショップに掲載いたしましたのは、弊店命名「民藝縞格子」の士乎路紬

 

士乎路紬(しおじつむぎ/民藝縞格子)

 

縞の太さを替えた多色の縦縞に対して、横縞は紫味を感じる茶色”似せ紫色”を基本に、太さを替え配しつつ、三色の太色横段を織り上げています。

 

太細を混ぜ織り上げられた縦縞には、どの縞にも全て緑と赤、”常磐色”と”臙脂色”の縞筋があしらわれ、そして、横縞には、ところどころに臙脂色の赤を沿わせているのです。

この常磐色と臙脂色の縞色が、本作品の独特な個性を創り上げているのです。

 

工夫を凝らし織り上げたその布面の複雑さは格別の趣で、なんといえばよいのでしょう、力強さを感じます。

与しやすい相手ではない、と申し上げましょうか…。

 

そんな個性的な士乎路には、ビターチョコのような焦茶色の洛風林の名古屋帯(貝花文)の大胆さがよく合います。

 

洛風林 九寸織名古帯(貝花文/焦茶色)

 

光源によっては、より紫がかって映る焦茶色で、お花のような貝花文も青っぽく光ったり、銀のようにも映り、とても綺麗ですね。

 

貝花文には様々な織色のバリエーションがございますが、配色を替えるとこんなに印象が変わるのだと、いつも洛風林さんから帯をいただく度に思います。
焦茶色の貝花文もとても素敵。

 

 

オフィシャルサイト『旬のお勧めコーディネート』でご紹介しています。

ドラマチックに 洛風林貝花文の帯と士乎路紬

 

どうぞご高覧下さいませ。

美しいキモノ 2022年冬号

「美しいキモノ 2022年冬号」に、弊店のスノーマンの染帯とインドネシア古渡更紗柄の染帯が掲載されました。

「美しいキモノ 2022年冬号」  p.94 に 弊店の森健持作「スノーマン」の染名古屋帯、 p.90 に 染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)が掲載されました。

どうぞ書店でお手に取ってご覧ください。

 

美しいキモノ 2022年冬号

美しいキモノ 2022年冬号

 

美しいキモノ 2022年冬号(表紙:郷ひろみ ver.)

美しいキモノ 2022年冬号(表紙:郷ひろみ ver.)

 

美しいキモノ 2022年冬号掲載「森健持 染名古屋帯(スノーマン・辻ケ花/紬地)」

p.94 掲載 森健持作 染名古屋帯(スノーマン)

 

美しいキモノ 2022年冬号掲載「染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)」

p.90 掲載 染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)

 

 

 

◎ 森健持 染名古屋帯(スノーマン・辻ケ花/紬地)は、

 

森健持作 辻ヶ花染め名古屋帯(スノーマン/雪だるま)

 

オフィシャルサイトで下井紬とコーディネートして掲載しております。

『旬のお勧めコーディネート』

冬を愉しむ 森健持作「スノーマン」の染帯に下井紬を

 

オンラインショップにも掲載しております。

森健持 染名古屋帯(スノーマン・辻ケ花/紬地)

※お陰様でご売約となりました。お誂えご相談ください。

 

 

◎ 染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)は、

 

染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地) 野口

 

オンラインショップに掲載しております。

染名古屋帯(インドネシア古渡更紗/紬地)

 

 

どうぞご高覧下さいませ。

ペルシャ唐花更紗小紋に洛風林のマグノリアの帯

小紋と帯のコーディネートのご紹介が続きます♪

小紋と帯のコーディネートのご紹介が続きます♪

 

丁子色地に縹色と白の冴えが効いた飛び柄小紋に、洛風林の「マグノリアの花」を合わせています。

 

ペルシャ唐花更紗小紋に洛風林のマグノリアの帯

 

洛風林さんのマグノリアの花の新色はとてもスタイリッシュ。
青味を含んだような橡色にウォームベージュ、
ホワイトグレイが煌めいて、厳かな印象ですね。

 

洛風林 九寸織名古屋帯(マグノリアの花/黒橡色)

 

ふくれ織り独特のギャザーを寄せたような生地風合いがよく表現されているマグノリア、ドラマチックなのです。

 

そんなドラマチックな帯には、縹色と白の冴えが効いたペルシャ唐花更紗文の小紋を。

 

小紋(ペルシャ唐花更紗文/丁子色)

 

濃すぎず薄すぎずの絶妙なバランスで染め上がった丁子色の地色に、
ペルシャらしい縹色、白の冴えがとても素敵で、ちょっぴりエキゾチックで印象的な小紋なのです。

 

晴れやかなお席にも是非♪

 

 

弊店オフィシャルサイト『旬のお勧めコーディネート』でご紹介しています。
よろしければ覗いてみてください。

 

ペルシャ唐花更紗小紋に洛風林のマグノリアの帯

 

着姿(姫路・呉服えり新)

スノーマンと兎の染帯

御無沙汰しております。

 

今年の立冬は11月7日でしたね。
立冬は、冬が始まる区切りの一日。

 

当日、拙宅の庭では、山茶花は未だ蕾も固く、柚子の実も未だ青いままではございますが、ホトトギスは勢いよく咲き、石蕗も少しずつ開花を始めていました。

 

私は、11月に入り、ようやくこの秋冬初めての袷着を着用。
最近はほぼお仕事のみの毎日ゆえ、通勤だけなら単衣着+はおりもの、で快適なのです。

 

 

着姿(姫路・呉服えり新)

 

着物は、この季節になると袖を通したくなる、実を付けた蔦を素描きした紬地の小紋に、八寸の名古屋帯(洛風林)、
帯締めは御嶽組(龍工房)、帯揚げは、弊店オリジナルの二色暈かしの縮緬(販売終了)。

 

こちらの小紋、かなーり前に誂えた小紋ですから、なんと八掛は明るい朱色(苦笑)、
今だったらまず選ばない、そんな色ですよね。。

 

着物は、八掛の色を替えると印象ががらりと変わります。

 

派手な八掛の着物は、順番に八掛を取替えているのですが、この着物は未だそのまま。

いっそ、このままバロメーター替わりに残しておこうかとも思うこの頃です。

 

 

さて、11月も中旬になりますと、街にはクリスマスソングが流れ出し、年末年始の楽しいイベントと共に、明くる年が頭によぎります。

 

着物のおでかけも増えますね。

和装に於いて、大きな楽しみの一つがその季節限定の柄。

 

別にこだわらなくてもよいのです。

よいのですが、

この季節はこれ♪、と自分で決めてしまって心待ちにする、その楽しみは格別ですよね。

 

弊店では、季節を楽しむ作品をご案内しておりまして、
今年の冬は、とっても可愛いスノーマン(雪だるまさん)の染帯と、
兎の帯を別誂えし、ご紹介いたしました。

 

お陰様で、両品とも、素敵なお客様宅へ旅立つ事が決まりましたが、多くの皆様にご覧いただきたく、ご紹介させていただきます。

 

絵本の挿絵のような「スノーマン」。
森健持作、辻ケ花染めによる染名古屋帯です。
雪だるまではなく、スノーマンと呼びたくなる大人可愛さ。

 

森健持作 辻ヶ花染め名古屋帯(スノーマン/雪だるま)

 

絞りだからこその滲みやふんわりとしたタッチが、まるで今、自身が雪景色の中に居るような、そんな気持にさせてくれますよね。

 

カチンの丁寧な筆致と絞りのふんわり感がマッチした、ウィンターシーズンを楽しむ染帯です。

 

 

そして、もう1点の刺繍の名古屋帯は波に跳ねる兎さん。

 

刺繍九寸名古屋帯(波に跳ねる兎/墨黒色)

 

干支に関係無く、兎は人気モチーフですが、来年の干支は「卯」。

 

以前もこの兎さんを頂戴した事がございまして、
制作元に、「あの兎、出来ますか?」とお尋ねしたところ、ご快諾いただき、昔の図案を引っ張り出し、兎の体躯のお色などご相談を重ね、誂えていただいた帯なのです。

 

来年は葵卯(みずのとう)。
新たな発展や成長がみられる年だそうです。

 

波の上を跳ねる兎さんのように、フットワーク軽く、明るく過ごしてまいりたいですね。