さらさらと心地よい絽紬地の夏小紋に
大村幸太郎さんのカモメの帯を合わせてみました。
夏至も過ぎ日も少しずつ短くなってまいりますから
これからは少しずつ秋のお品のご紹介を…
と思いつつ
こう暑いとやはり涼やかなお着物に手が伸びます。
実際、これからは夏時間が長くなりそうですね。
さて
絽紬地の小紋は、斜めにしけ刷毛を走らせ描いたしけ引き小紋。
お仕立ていたしますと上前や身頃など各部分のしけ筋が
交差したり繋がったりと活き活きと表情豊かになるのです。
縹色の濃淡筋の掠れた風情や
時折覗く白藍色や瓶覗色の明るさといい
その味わい深さに職人さんの凄みを感じます。
そのしけ筋は雨であり波であり海のように。
うねる波の上を悠々と飛ぶカモメの帯
大村幸太郎さんの作品を合わせてみました。
大村さんの作品との出会いは魚影紋でした。
グラフィカルに描き取った魚のデッサンやその構成力が素敵で
それから拝見するように。
この帯にも大村さんの魅力が溢れています。
浮世絵のような大胆な波は同時に繊細
精緻な蝋吹雪をあしらった帯地自体はまるで波の花のよう
ゆうゆうと力強く飛ぶカモメ
大胆な波、そしてその背景も素敵で
どれ一つ欠けても成り立たない世界観を感じます。
夏の着物姿は一服の涼。
お洒落をして楽しんで
暑さにも負けズ、元気に過ごしましょう♪
この度のコーディネートは
弊店オフィシャルサイトに掲載いたしました。
是非覗いてみてくださいませ。
☆オフィシャルサイト
『旬のお勧めコーディネート』
■悠々とカモメが飛ぶ空や海
https://www.erishin.co.jp/osusume_/33542.html
『特選』
■【夏・単衣】大村幸太郎 染名古屋帯(かもめに波)
https://www.erishin.co.jp/tokusen_/33151.html
☆着物と帯締めは、オンラインショップにも掲載しました。