夜空に満点の輝く星が煌めくよう。

濃紺色の帯地に、銀の刺繍の更紗小花を丸文のように、中心に向かって集まる小宇宙のようにデザインした名古屋帯です。

 

帯地は、夢訪庵ならではの本斜子。

ひと巻きですっと決まるその締め心地や、帯地の張りとコシのバランスは、手織りだからこその塩梅ですね。

柄もですが、帯の風合いがまず好きなんです、と仰るファンの方もいらっしゃるのでは。

 

本作品は、夢訪庵さんの見本帳から、弊店向けに帯色を指定し、更紗の数を変えて織っていただいた、えり新バージョン。

 

それぞれに、あちらを向いたりこちらを向いたりと気ままな更紗たちのチャーミングさ、この愛らしさは、手刺繍のなせるニュアンスですね。

中心の更紗小花は冴えた水藍色の刺繍をプラスして。

 

お洒落着に。

刺繍の立体感や煌めきは格別ですから、コーディネート次第で、軽い礼装着にもお勧めです。