昨日、拙宅の金木犀が香りました♪
金木犀の甘い香りが漂うと、秋を実感し嬉しくなるのです。
こっくりしたお色を愛でたくなり、士乎路紬に飴色の蜻蛉の帯を合わせてみました。
ひなびた古金屏風のような飴色を背景に、さらりさらりと、墨で描いたような蜻蛉の帯。
蜻蛉は描きではなく織りであり、古屏風のような背景も西陣の誇る技術「引き箔」「漆箔」による艶やかで奥深い輝きなのです。
蜻蛉の尻尾には「Let it be」の文字が。
迷いなく自由に羽ばたけそうですね。
伝統の技法を守りながら創作は自由に楽しくおおらかに
誉田屋源兵衛さんの遊び心を感じます。
着物は、士乎路紬を合わせました。
経緯とも手引きの真綿で丁寧に引かれた糸から生まれる士乎路紬は、軽くて皴になり難く、ふんわりと柔らかいのです。
本作品はその士乎路の糸に、野蚕の冴えた色がアクセントとなる、与那国蚕の横縞段です。
黒橡色に与那国蚕の細縞段の冴えた柑子色が素敵ですよね。
着物も帯も尊き手仕事の温もりと、創作への情熱が感じられる作品です。
帯締めにも遊び心を。
ドット模様が楽しい帯締めは
こちらも唯一無二の内記台から組まれる作品です。
この度のコーディネートは
弊店オフィシャルサイトに掲載いたしました。
是非覗いてみてくださいませ。
☆オフィシャルサイト
『旬のお勧めコーディネート』
■ Let it be 与那国蚕の士乎路紬に誉田屋源兵衛の蜻蛉
『特選』
☆帯揚げ以外は、オンラインショップにも掲載しました。