名古屋帯(織り)
夏物一覧
カラーキューブのような格子、綺麗ですね。
爽やかな淡黄蘗色をアクセントに、
経に通った紅檜皮色の茶や、薄縹色、緑の濃淡などをプリズムのように組み合わせたそれぞれの格子たち。
そして、等間隔に並んだ小さな花織の愛らしさや
僅かに透けてみえる透かしの文様…
本作品”木漏れ日”の銘の通り、
手をかざし指の隙間から届くきらきらした太陽や、頬を撫でる爽やかな風。
そんな景色が浮かぶ、小名木絵千翔さんの作品です。
小名木さんの作品解説をどうぞ。
title:木漏れ日
technique:花織・模紗織
material:生絹・絹
日差しを浴びて透けている木々の葉、
木漏れ日のあたたかさ、
夏に訪れる森林の涼しさをイメージしております。
透ける生絹と、透けない絹との格子になっているため、単衣の時期が長くなった現代でも、長く楽しんでいただけるのではないかと思います。
生絹と絹のテクスチャーミックスも素敵さの大きな秘訣でございますね。
夏・単衣、袷と区切りをつけるのではなく、自由にお楽しみいただければ。
そんな風合いとルックスです。
様々なお洒落着に。
2020年 現代手織物クラフト公募展 入選
2021年 国展 新人賞
2022年 国展 入選
2022年 現代手織物クラフト公募展 入選
2022年 国展 入選
2023年 国展 入選
2024年 国展 入選