名古屋帯(織り)
誉田屋源兵衛さんの帯だと一目で分かるこの個性。
漆の竜太郎(龍の子供)が愛らしくそして守り神のようですね。
誉田屋源兵衛さんの解説です。
この画は江戸時代末期の禅僧が描いたものだ
そもそも龍は架空の神獣でるが古代世界の至るところに龍伝説は存在する
神獣の王であることは共通する
架空の龍の子は手の付けられないやんちゃな王子なのだが
どこかすでにただ者ではない王の風格を秘めている
この画を見て 竜太郎と命名した
背景の笹は笹竜胆の由来から描かれたようだ
普通のものを作っていても面白くないでしょう、とよく誉田屋源兵衛さんは仰います。
私共がお世話になる職人さんや作家さんは皆同じ想いで、上質を知り、伝統をご自身で受け止め守り継ぐ役目を背負うからこそ、道を究めてゆかれるのでしょう。