小紋・色無地
無数の碧が重なり得られるグラデーション。
暈かしの美しさは見事の一言ですね。
まるで、世界折々の蒼き海を覗いているよう。
そんな気持になりませんか。
幾層にも重ねられた暈かしの段奏がとても素敵で魅了されるのです。
瑠璃色、紺青、濃藍などの様々なブルーが絶妙なグラデーションで染め上げられ、時折、緑の碧へと表情を変えるそのチャーミングさ。
柄は一切ございません。
でも、この美しさだけで充分ですね。
染めの美しさは、職人の技量の賜物ですが、艶やかでしっとりとした深みや布の表情には、特別な白生地の存在も欠かせません。
この生地にこの染めあってこそ得られる作品でございます。
存在感際立つ着物です。
パーティなどの盛装の場に、ソワレ感覚で是非お召し下さい。
弊店では、いわゆる作家作品と共に、一般には広く名を認知されることがないけれども、優れた作品を届けてくださる職人さんや染匠さんの素晴らしい作品も大切なお客様にお伝えしてゆければと思っています。
また、その目利き力こそ、本来の呉服店の姿なのではないかとも思います。