名古屋帯(織り)
夏物一覧
全国各地で営々と受け継がれていた染織は、今も私たちの心を魅了して止みません。
とりわけ、沖縄の染織には日本の染織が始まった豊穣の地であり、
過酷な歴史を感じさせない人の温かさや豊かな自然等、憧憬をもってご覧になる方が多いのでは。
八重山上布もその一つですね。
こちらは新垣幸子さんの作品です。
石垣島の自然からいただく豊かな色彩は、瑞々しさに溢れていて、私たちを魅了してやみませんね。
福木、揚梅、琉球藍、そして八重山藍から得られた、海の青と木の緑。
石垣島の豊かな自然が頭に浮かびます。
小さな連続模様でとても可愛い花織は、八重山群島伝統の板花織(シダティ)。
そして、輪が連なるような大胆な絣文は、クワンカキーといい、士族の屋敷などで使われていた閂(かんぬき)をデザインしたもので、一般庶民には使うことは許されていなかった文様だそう。
苧麻の手括りに伝統の文様。
石垣島の自然からいただく豊かな色彩で染め織り上げ、届けて下さいます。
1945年 生まれ
沖縄県指定無形文化財「八重山上布」技能保持者認定
日本工芸会正会員認定
■帯:九寸織名古屋帯 新垣幸子・作(板花織クワンカキー/八重山上布)
●品切れ