6月を迎えました。
そろそろ入梅の便りも届くころでしょうか。
雨上がりにひときわ美しい紫陽花の花を眺めていると、雨も悪くないなと思えてまいります。
気の置けない友人とのご飯食べや
ふらりと美術館巡りなどには
蒸し暑いこの時節
さらさらとした肌離れのよい着物に袖を通したくなりませんか。
極力補正も少なくして
ふんわりと風を感じながら着たらとっても気持ちよさそう
縮みのしぼ立ちがさらりと触れる心地よい夏小紋に
ナチュラルな葛布の八寸帯を合わせてみました。
かやつり草を素描のように墨濃淡で染めた夏小紋は
掠れや揺らぎのある染めが味わい深く
自然に寄り添うようなナチュラルさが素敵ですし
柄としても素敵ですよね
直立する茎や放射線状に伸びた細い葉
ブラシのような穂など、
足元にある時は気にも留めないのに
(むしろ雑草として抜く対象に…)
こうして眺めてみますと実にお洒落
愛らしさに気づかされます
趣味性の高い小紋にはそのような帯を
ナチュラルベージュの葛布の帯を合わせてみました
手間暇かけて葛の糸作りから始まる葛布の帯
育てる喜びと風合いの変化を楽しむ自然布&原始布の中でも、
葛布は明るく艶やかな布面が身上ですね。
素朴であり美しく
工芸として慈しんでいただきたい作品です。
今回は夏小紋に合わせていますが、
葛布の帯は、真冬を覗くスリーシーズン対応可。
着用季節が長いのも嬉しいですね。
この度のコーディネートは
弊店オフィシャルサイトに掲載いたしました。
是非覗いてみてくださいませ。
☆オフィシャルサイト
『旬のお勧めコーディネート』
☆それぞれ、オンラインショップにも掲載しました。