春は花のリレーが続きます。
桜の次のお花見といえば藤。
藤花をお洒落紋としてお誂えいただいたS様
無地着物の背に花開く藤花のお洒落紋をご披露いただきました♪
刺繍ならではの艶やかさや立体感、こんな小さな面積に丁寧に刺繍してくださる職人さんの技量にはいつも感嘆するばかり。本当に綺麗なのです。
お手持ちに裏葉色の色無地があり、色は好みなものの紋付では着用範囲が限られて とご相談をいただいて、家紋を隠すように刺繍で洒落紋をお入れすることに。
おおまかなご要望をお伺いし、弊店がデザインを興します。
イメージが掴みやすいよう原寸大のカラー図案をご用意の上、お客様に刺繍の色糸をお選びいただくのですが、この色選びが楽しい♪ とご評判でございます。
洒落紋が縫い上がり、解いた衿肩周りを縫い直してお着物が完成です。
生まれ変わった色無地で初のお出かけ先へ選ばれたのが、大阪中之島美術館「生誕150年記念 上村松園」展。
帯は、弊店オリジナルの御所解の染名古屋帯。
ロケーションも着こなしも素敵すぎます💗
とてもよくお似合いでございます。
ご披露いただき、誠に有難うございました。
自身からは見えない背の洒落紋ですが、背にお洒落な紋があると思うと気持ちも背筋もすっと伸びます✌
思い出が宿る品や、親に用意してもらった着物や帯は、手放すふんぎりが付き難いものですよね。
家紋であれば、洒落紋入れもしくは紋を消すこともできますし、着物の色柄がお好み違いであれば、色を染め替え柄を足したり、と様々なリメイクがございます。
弊店では再生のお手伝いも喜んで承ります。
リメイクの場合現品を拝見しないと分からないことが多いので、まずはご相談の上お送りくださいませ。
一枚の着物や帯が様々な想いを受け止めて、かけがえのない一枚へと繋げてゆけますように。
藤花の洒落紋のお誂えは、
オフィシャルサイト『お誂え』「お洒落紋・飾り紋の御誂え」
でご紹介いたしました。