ここ姫路市に「アクリエひめじ」という、本格的な多目的コンベンションセンターが2021年9月に開館となりました。
只今、様々なオープニングイベントが目白押しで、そのイベントの中の一つ、11月になんとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来姫が。
しかも指揮はリッカルド・ムーティ。
東京、大阪、名古屋、そして姫路での公演です。
となれば、「行かない」という選択肢はございませんよね。(笑)
E様のウィーン・フィルハーモニーin姫路、当日の装いをご紹介いただきました。
お着物は、煤竹色に菊が描かれた野口さんの付下です。
美しいキモノ誌に着装姿が掲載されていて、それをお気に召したE様からお誂えを賜りました。
様々な色と姿の菊尽くしのお着物、素敵ですね。
帯は、勝山健史さんの蓮水禽文、こちらもお誂えいただいた作品です。
白地に淡彩ながらも文様がくっきりと浮き立つ様は塩蔵繭の艶めきの成せる技。繊細に美しい帯なのです。
帯締めは、迷われたそうなのですが、この度は龍工房さん曰くのフィルム組「綾竹台遠州組」を。
帯揚げは、和小物さくらさん、礼装向けの有職地紋を織り出した、小石丸の艶が綺麗な帯揚げで品良く。
真綿入り草履の柿色も素敵ですよね。
和小物さくらオーダー会でお誂えいただいたのですが、珍しい色をさらりと合わせてらっしゃいます。
道中着は、木屋太さんのゴブラン織。
地厚なので単衣仕立てでご用意を。
お出かけにより華を添え気分を揚げてくれるのは、クラッチバッグの優雅さです。
和小物さくらさん謹製の西陣織の菊尽くしのクラッチを最後に選び、この日の装いは完成なさったそう。
私共もご一緒させていただきました。
食事の後急ぎ出向きましたが、既に会場内には沢山の観客に溢れ、お着物姿の方も多くお見えでした。
直接に拝聴出来る喜びに溢れたホールは、もちろん演奏も素晴らしく、特別で贅沢なひとときを皆で過ごすことが出来たように思います。
E様、ご一緒いただき、誠にありがとうございました。