大阪府 愛子ちゃん
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大阪府 愛子ちゃんの振袖姿のご紹介です。
身内の事で大変恐縮ではございますが、愛子ちゃんは、私共の姪でして、今年、無事成人を迎えました。 本当におめでとう!
そこで、手前味噌ではございますが、振袖姿をお披露目させていただきます。ご覧になってください。
着物は、今は亡き父が、姉のために誂えた総絞りの振袖を、愛子ちゃん用に仕立て直したものです。総絞りの凝った振袖で、黒地は鹿の子でびっしり覆い尽くされ、赤地は見事な菊花を大胆に絞った個性的な振袖です。
以前より、姉のこの振袖が大のお気に入りで、この度やっと袖を通すことができました。
弊店では、よく総絞りの着物を注文していましたが、発注後、2~3年かけて染め上がり、こちらが忘れかけた頃にやっと手元に届いたという、そんな時代を思い出します。
今見ても、決して古びることなく、素晴らしいですね。絞りの見事さに圧倒される思いです。
袋帯は、振袖のイメージに合わせ新しく新調した品で、金地に赤の菊のみの、シンプルな品を選びました。
かんざし、帯締め、帯揚げ、草履、バック、重ね衿なども、全て新しく「愛子仕様」で揃えた品です。重ね衿の色がまた袋帯の金地と良く合って、たった一本の、重ね衿のラインが侮れない事がよくわかります。
草履はアイボリー台に松竹梅の刺繍の鼻緒を選んでいますが、画像では見えないので、少し残念!
一番下は、「おじいちゃんが選んだ帯も締めたい。」と、姉が締めていた朱地に金駒縫い刺繍の袋帯を締めた写真です。新しく新調した袋帯に比べて、柔らかい印象となりました。
次代へとしっかり受け継がれた想い出の振袖。
着物ならではの喜び、思いがそこに詰まっています。
「自分の子供ができたらこれを着せる!」とお気に入りです。