お洒落紋・飾り紋の御誂え
いつもお世話になっておりますK様。
この度は、芝崎圭一さんの無地紬に洒落紋をお入れいただくことに。
刺繍の美しさは格別ですから、洒落紋をお楽しみいただききますと、
次のお召し物のご用命を賜る時には、「では次も」とのお声を頂戴することも多いです♪
皆様も是非♪
さて、この度お選びいただきましたモチーフは雪輪に鶴。
お正月明けや襲名、記念興行などの、お祝いの気持ちを託したいお席でのご着装をメインに想定。
芝崎圭一さんの紬は程よい艶感がございますから、垂れものが多く揃う席でもひけを取らず、お召しいただけますね。
店長のデザインを元に刺繍の色を選びます。
洒落紋は小宇宙、小さな世界。
少しの色の違いでイメージが変わりますから、必ず自ら選んでいます。
藤鼠色の地色に合せ、共濃の色で雪輪を。
鶴の羽は白汚し(真白ではない、という専門用語)、鶴の体躯は2色遣いの茶がかった赤で。
鶴のくちばしと足は渋めの金糸をセレクトしています。
縫い上がりました。
お祝いの席以外にも様々なシーンでお召しいただけそうですね。
K様、いつも有り難うございます。
※洒落紋は弊店でデザインし、お誂えさせていただいたものです。デザインのコピー、転用を固く禁じます。
家紋ではなく、お洒落の為にあしらうお洒落紋(花紋)のお誂え。
紋はとても小さい面積ながら、意外に目立つ場所でもございますし、古くは、背守として「魔除け」の意味合いも持つほどに大切に考えられた場所ですから、お洒落紋といえど、いえ、お洒落紋だからこそ、どんなデザインにしようか、どんなお色がいいのかetc、お洒落心が騒ぎますね。
弊店では、ご自身だけの「オリジナル洒落紋」をご用意いたします。 お客様の為だけに下絵を描き、配色を考え、刺繍の色糸も選び、熟練の職人が手刺繍で縫い上げる「小宇宙」。 打ち合わせしながら進めてまいりますので、お時間は頂戴いたしますが、出来上がりは格別です。