着心地ご案内(着物・帯・羽織りもの)
長く着物に親しむにつれ、上に羽織るもの”上着”の重要性が増してまいります。
上着を着たままで道中過ごし、もしくはご挨拶する機会だってありますから、 実用面だけではなく、大切なお洒落アイテムの一つでもございますよね。
この度、弊店がオリジナルで作りましたのが、弊店好みの市松柄を小さくずらしたように配置した、弊店オリジナル「塵よけ兼雨コート小市松重ね」。
プレーンな無地コートですが、小市松地紋が動きの度に表情を変え、素無地に、あるいは菱に市松に、と映り方が変わる変化がとても素敵。(自画自賛ですよね、恐れ入ります<(_ _)>)
お作りくださったのは西陣老舗機屋。技が活きた織と糸、基本はここ。
シンプルだからこそ、素材が問われるのは和洋装問わず同じですね。
身丈は、膝下辺りからフルレングスまでと、様々対応可能ですが、私のお勧めは、フルレングス、対丈です。
雨コート兼用ですから、雨の日は当然乍ら、お天気が怪しそうな日にも安心ですし、私自身は、新幹線や飛行機等の遠距離移動や、車の移動が多いので、裾まで覆ってしまえるコートは、天候に関わらず、汚れリスク軽減の為に必須アイテムなのです。
移動はリスクが付きものです。
すれ違った方の鞄や日傘が触れてしまったり、
座席が汚れていたり、
飲食物をうっかりこぼしてしまったり、
撥水加工済みですから、パタパタ、とすれば元通り♪
何事も無かったように、快適に過ごせますよね。
紺色でオーダーし、着物衿の道中着仕様で作りました。
この度は、袖の振りは閉じましたが(弊店オリジナル羽織りもの「市松on市松」の標準仕様)、
振りを閉じるかどうかは、お客様とのご相談を重ね、決めている仕様です。
この小市松重ねのコート地の特徴は、その艶感にもございます。
私の着物がどちらかというと地味なので((^_^;)、上着も、紺、黒、グレイ、茶などの 基本カラーをと考えていたところ、 その色の中だと紺が一番艶が出るのでは、ということで、紺色をオーダー。
室内だとほぼ無地の黒地にも映るそうなのですが、室外の明るいところだと、こんなに滑らかに輝きますから、レフ板効果、実は密かに期待してます♪
薄手ですから、コートの裾が翻らないよう、通常、道中着には付けないスナップをご希望でお付けいたします。
平素はスナップ無しでOK。
雨風が気になる時にはスナップで留めてくださいね。
内ポケットも標準装備。
バッグをガサゴソしないよう、スマートな移動をお約束します。
雨コート兼用の対丈としては、洛風林さんのしじら織コートも弊店定番です。
色柄や裂地のテクスチャーも全く違う2種類のコート地で、お洒落の幅を更に広げ、お楽しみ下さいませ。