名古屋帯(染め・刺繍)
人間国宝 鈴田滋人氏の木版摺更紗九寸帯「仰陽譜〔ぎょうようふ〕」をご紹介いたします。
仰 陽 譜
帯を拝見いたしますと この三文字がしっくり心に染み入ります。
白銅色の紬地に精緻に繰り返される型のリズム
小豆茶色や孔雀青色など、色遣いの巧みさや高貴さ
魅入ってしまいませんか。
木版摺更紗とは、滋人氏の父である故・鈴田照次氏が発表した型絵染の一種であり、木版摺と型紙摺を併用する独特の技法です。
照次氏は、佐賀鍋島藩で献上品として作られた格調高い「鍋島更紗」の研究に力を注ぎ、木版と型紙を併用する技法を解明、1972年に「木版摺更紗」を発表されました。
その照次氏の想いを滋人氏が継ぎ、更に次の世代へと繋がれてゆく木版摺更紗。
途絶えていた鍋島更紗、しかも技法は口伝とされていたものを未来へと繋げ、伝統工芸品として拝見し、身に纏える喜びに感謝です。
日本伝統工芸展等で鑑査委員を務める鈴田先生。
西部伝統工芸展での作品解説を偶然拝聴、そのお優しい眼差しや厳しい審美眼を伺えて僥倖でした。
日本工芸会正会員
1954年(昭和29年)6月20日佐賀県生まれ
1979年 武蔵野美術大学日本画学科卒業
1982年 第29回 日本伝統工芸展初入選
1985年 日本工芸会正会員
1988年 第25回日本伝統工芸染織展文化庁長官賞
1992年 第29回日本伝統工芸染織展文化庁長官賞
1998年 第45回日本伝統工芸展NHK会長賞(優秀賞)
2007年 「わざの美伝統工芸の50年」展(大英博物館他主催)招待出品
2008年 重要無形文化財「木版摺更紗」保持者に認定(人間国宝)
■鈴田滋人〔人間国宝〕 木版摺更紗帯(仰陽譜)
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