
5月になればもう初夏。
従来の着物の着用目安では、対応出来なくなってきている昨今、
”袷着のような単衣着” ”単衣着のような夏(盛夏)着” が益々大切になってまいりました。
その装いが周りから見て違和感が無いのかどうか。
季節の端境期、皆様のお気になる点はここに尽きるのではないかと感じています。
この度ご紹介いたします明石縮は、そんな迷える時期にもお勧めの夏紬♪
透け感が控えめなので、早駆けにもよろしいですね。
薄花色から紺のグラデーションの段絣は見ているだけでも綺麗ですが、熨斗目状に段を合わせてお仕立てさせていただきますので、仕立て上がると更に綺麗。
とても着映えするのです。
合わせた帯は、功雅織の名古屋帯。
芯が入らない八寸帯は、身支度も手早く、軽く、涼しく、と蒸し暑い時期には殊の外嬉しいですね。
グラジオラスの銘の由来である文様の中心には、銀糸で織り上げられ、八寸=カジュアル、ではなく、綴れのように格高にも結んでいただけそうな顔を持つ帯なのです。
帯締めは、艶感溢れる丸唐大和組で初夏の日射しを受け止めて。
帯揚げは、二面の使い分けも楽しい無地の練色でさらりと。
その日の天候やご体調に合わせ、お着物をお楽しみ下さいませ。
■着物:明石縮(段絣/紺青のさざ波)
●品切れ
■帯:八寸織名古屋帯(グラジオラス/よろけすくい)[夏を中心に]
●品切れ
■帯締め:丸唐大和組(紺色×白藍×白)
●品切れ
■帯揚げ:無地/練色・変わり紗
●品切れ