黒留袖 群鶏
留袖

名のある作家が染めた作品ではありません。
本来、友禅は、各行程の職人達が結集して作り上げる、いわば総合芸術品であり、この黒留袖も、図案、下絵、染め…それぞれに手練の職人達が心を込めて作り上げた作品なのです。
鶏は、勝ちときをあげる鳥、勇ましく、縁起の良い鳥として留袖や訪問着などおめでたい席にお召し頂く着物によく用いられたのですが、それにしても見事です。
お客様にお求め頂くことより以前に、職人達自身の「作りたい」という想いと「作れる」という矜持がうかがえる作品です。
伊藤若沖さんですか、と声をかけられる事が多い黒留袖、
まさしく絵を着物に置き換えたような、日本画を纏う喜びを是非。
今手に入れなければ、と焦燥にも似た想いで手にした黒留袖、
このような個性溢れる柄ゆきは、きっと皆様もご覧になる機会は少なかろうと存じます。眼福いただけましたら幸いです。
黒留袖の着用機会は、(舞踊関係の方以外は)主に結婚式と限定されている昨今ですが、弊店では、黒留袖をもっと多くの機会にお召しいただきたいと考えています。
ソワレとしての黒留袖を、提案したく思うのです。
特に、この留袖のような、はっきりした個性があり、絵の如く堪能出来る作品は、パーティにお召しいただきましたら、さぞ華のあることではないかと想像いたします。
■黒留袖 群鶏
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